神社紹介
郵便番号 〒 5200232
鎮座地 滋賀県大津市真野4-7-2
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神田神社 (カンタ)
御祭神
彦国葺命 天足彦国押人命
御神紋
左三ツ巴
御由緒
崇神帝十年に武恒安彦と其妻吾田媛が謀反を起こして帝都を襲ったとき、天皇が彦国葺命に討伐の詔を下され、命はこれを討ち平げ、宸襟を安じ奉った。
その彦国葺命の裔孫和珥臣鳥務大肆忍勝が部下を率いて真野の地に居住し、持統四年に真野臣の氏姓を授けられた。その裔孫達が嵯峨天皇弘仁二年真野の入江の渚に近いカンタの地に遠祖を祀ったのが当社の創祀と伝えられる。
神階は正一位、延喜式内社で明治三十四年県社に列す。
毎年一月十七日に斎行の幸在祭は有名で、当社は往古現在地より当方に鎮座されていたのを、現在地に遷座された、この時の古式を表した神事と伝えられ、沢組、北組、中組の三部落の男子全員が浄火を松明に点じ午後七時過ぎ沢の藤の木に集合、宮元沢組より七人の太鼓組が鐘太鼓組合せて「サンヤレ、サンヤレ」と囃す。全員揃うと神社に進むがその途中もサンヤレ、サンヤレと叫び練り狂い乍ら参進する。神社に着いて神事あり、宮元沢組は帰ると最後の大練を演じ、謡曲「四海波」を演じ終る。
また稚児祭も珍しい神事で五月五日村座四組が交代で神事番につき、神事番は少年六人を選びこれを「コマ」と呼ぶ、コマは早且特定の冠、裃を着け鞭を持って、神榊、供物、供奉一同の参進の監視役を勤め、列の先頭を掌る。御旅所での祭典の際コマは献餅の奉仕をするが、役員衆より受取る供物の榊、燈明、神酒、鏡餅、鰣の串焼、米飯等を石垣に叩き壊し、或は遠くに投げ飛ばす等々乱暴の極みをする、役員衆はこれを咎める事が出事ず、コマの為すままに散乱破壊した神饌を拾い集め、土砂の附着したままにて献ずるのである。
本殿・境内建物
〔本殿〕一間社流造 間口一間 奥行一間
〔拝殿〕入母屋造 間口三間 奥行三間
〔その他〕神饌所 絵馬殿 神楽殿 手水舎 社務所
境内社(摂社・末社)
棋神社 園神社
主な祭礼
幸在祭 稚児祭 半夏生祭
祭礼日
祭礼日は神事(祭儀)のみ行ない、御神輿・山車・露店などは別の日に出る場合があります。お出かけの際は念のため神社にお尋ねください。
5月 5日 例祭
1月 17日 さんやれ祭り
約二百年前、旧地にあつた当社を現在地に遷座した時以来、氏子中の男子が松明を持ち、鉦・太鼓をたたいて行列に供奉したことに始まるという。 約百六十本余りの松明が境内に集合し、「さんやれ、さんやれ」のかけ声と共に神社に参拝。 祝詞の後に全員に神酒が配られ、8時40分頃には帰路につく。
〔本務社|大津支部〕
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