神社紹介



郵便番号 〒 5278691
鎮座地 滋賀県東近江市小脇町2247
TEL 0748-23-1341
FAX 0748-25-0787
HP http://www.ex.biwa.ne.jp/~tarobo
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阿賀神社 (アガ) 〜(太郎坊宮)
御祭神
正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊
御神紋
輪宝
御由緒
神道に天台山岳仏教と修験道の信仰が相交わり、特殊な信仰形態のもとに、今日の太郎坊信仰が確立された。当社は八日市市が一望出来る赤神山の中復にあり、全山巨岩が多く、見るからに神秘な霊山で、神体山信仰、盤境信仰の発祥の地であるといわれている。山上には奥津磐境、山麓には辺津磐座と祭祀場がある。この辺は昔蒲生野と伝えられ、社伝には欽明天皇の御代聖徳太子が、又伝教大師が参籠され、広大なご神徳に感銘され、五十余社の社坊を建立して廟社を守護させられた。
近江の国主佐々木秀義の頃源氏敗れて源義経が奥羽に向かう途次、当山に登り源氏再興を祈願した故事があり(吾妻鏡)義経休憩の「腰掛岩」が保存されている、又頼朝上洛の時、佐々木定綱と共に当社に幣帛を献じた、佐々木氏と織田氏の戦により五十余の社坊は殆んど焼失し、現在成願寺と行万坊、石垣坊の一寺二坊だけが残存している。
郷土史上有名な高句麗よりの帰化人「狛の長者」創建の金桂宮を初め郷土の諸神を明治年間に合祀し全国各地の信者の浄財寄進で、本殿の拡張をはじめ諸殿舎が造営された。特に昭和四十八年竣工の参集殿は、八棟、千鳥破風、銅板葺、鉄骨コンクリート造りで、地上三階地下一階の荘麗優雅な近代神社建築である。続いて昭和五十八年に特殊神事保存の目的で、一願成就社が裏参道に造営された。木造入母屋造り銅板葺で、殿内は本漆塗、極彩色、金箔をほどこし、天井は二尺角格天井九十四枚絵て、国内自生の花九十四種が描かれており、まるで高天原の花園にいるような雰囲気で、自ずと願望が成就できると参拝人が後を絶えない。
明治九年村社に列せられ、同四十二年神饌幣帛料供進指定となり、昭和三十六年別表神社となる。
本殿・境内建物
〔本殿〕権現造向拝付 間口三間 奥行三間
〔拝殿〕入母屋造 間口三間 奥行三間
境内社(摂社・末社)
火防稲荷社 赤神稲荷社 赤神愛宕社 地主神社 一願成就社 (境外) 清水神社
史跡・名勝
夫婦岩
主な祭礼
初火焚祭 初太郎坊 講社大祭 さつき花祭 御田植大祭 千日大祭 合祀祭 献茶祭 講社祭 菊花祭 火焚大祭

節分厄除大祭 お田植祭 千日大祭 お火焚祭
祭礼日
祭礼日は神事(祭儀)のみ行ない、御神輿・山車・露店などは別の日に出る場合があります。お出かけの際は念のため神社にお尋ねください。
3月 24日 例祭
5月 24日 お田植え大祭  
紀元二千六百年を記念して、以後毎年神饌田(約25アール)で行われる五穀豊穣を祈る祭り。 敬神講社の各支部持ち回りで、奉耕手(小・中学生約70名)の奉仕によつて、昔ながらのすげ笠に手甲脚絆姿で、お田植え歌とお田植え踊りに合わせて苗を植える。
7月 千日大祭
今から800年前の昔から、この日に参拝すれば千日間の日参と同じご利益があると言い伝えられている。境内や参道には御神燈提灯(五千灯)を献灯し、祈願大ローソクによる献火や、参集殿では演芸大会が催される。23日夜には、奉納煙火(約千発)が打ちあげられる。
12月 8日 お火焚き大祭 
現在の規模になつたのは三十余年前。全国各地の崇敬者から捧げられた神木30余万本)が形代(身替り)となつて忌火で焚き上げられることから、奉納者の罪穢は祓い清められて、身心ともに清浄な姿で新年を迎えるという祭り。 当日は約百人の修験者によつて山伏問答・火渡り神事等が行われる。また当神社敬神講社から奉仕される山伏稚児が祭りに彩りを添える。
〔本務社|八日市支部〕
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