誉田別命

一頭巴

此地は余呉川東西の区域で、往神紀に記載する意冨々王の子孫、林臣、布勢臣の居住繁衍したところで、大日本地名辞書、古事記伝、日本書紀通釈の諸書に載せるところである。貞観年中、男山八幡の社僧行教祭神ゆかりの当地に巡錫の砌、八幡大神を奉斎したのが当社の起源であると伝える。明治9年村社に加列した。

〔本殿〕一間社流造 千鳥唐破風拝付 間口一間 奥行五尺五寸 覇屋あり
〔拝殿〕入母屋造 間口二間 奥行一間三尺
〔その他〕中門 手水舎 社務所

祈年祭　燈明祭　新嘗祭　おこない

4月 6日
2月 6日 汁おこない（第１日曜日）
神饌と汁に特色を持つおこない。神饌には、とじ豆（ひいた餅米とひかぬ大豆とを蒸してにぎったもの）　・御飯・箸（杉の太箸）　・鰯２尾・豆腐・芋をそれぞれ供える。そして汁には、芋の葉の干したものを蒸して刻んだものと、白豆を蒸して叩いたものを使い、これを食する。
2月 すべおこない（第２日曜日）
新しく氏子入りした戸主と新しく誕生した男子を塔人と定める。（区の総会）。塔人宅で八幡神社へ供える鏡餅（５升）とまゆ玉で１升）を作って八幡神社へ供える。