譽田別命

向い鳩

明細書によれば不詳であるが、社伝によると貞観2年の鎮座で、社殿は寛平二年の造営とされている。現在の牧町は往古田上郷牧村と称して現在の西南にあったが大戸川の度々の洪水に村人はつぎつぎに現在地の高地に移転した。当社も天明七年大暴風雨の為樹木が悉く倒れたので、現在地に社殿を造営、寛政元年遷宮を行なったという。
嘉禎元年に田上甲斐守国実が造営した棟札を最古として、天正十八年八幡社記、享禄四年、慶長六年、承応三年、寛文九年、延宝七年等の修復棟札、天文五年、寛保二年の絵図。文化元年の宮寺御改帳等この経緯を示す古文書類が保存されている。明治九年村社列格、大正十一年神饌幣帛料供進指定。

〔本殿〕一間社流造 間口一間 奥行五尺五寸
〔拝殿〕入母屋造 間口三間 奥行二間
〔その他〕

千燈祭

3月 15日