伊邪那岐命

左三ツ巴

天武天皇5年息長宿禰の旧蹟地である布施村に、布施君、坂田宿禰等を勧請し六神を祀り、六所神社と称する。宝亀2年布施山息長寺成功徳院を創建され、同寺の守護神とされる。六所神社は、近江国に縁故深い6神を祀るによりて、朝廷においても特に尊崇される。徳治元年福田寺と改め、延元4年同寺を布施より長沢の地に移転の際、六所神社も遷座され、熊野大権現として崇拝される。田辺与左衛門外11名の者が、布施より供奉し、月交代で宮守職として奉仕する。寛文11年の神殿彫文に、熊野神社と記され、古い六所の社号を変じたと見える。文化8年北沢善三等の願により、神田9反歩を添えて長沢1村の産土神とされたが、日撫神社に属し、明治15年日撫社氏子から分離し、長沢の総社となる。明治16年村社に列せられ、同41年神饌幣帛料供進指定となる。

〔本殿〕春日造 間口5尺 奥行5尺
〔拝殿〕入母屋造 間口2間3尺 奥行2間

稲荷神社

5月 1日
1月 1日